機能

Apphemerideにできること、すべて

Apphemerideは、きわめて高精度な計算を行う天文アプリです。天体が今どこにあるかだけでなく、時間とともにどう動いていくのかまで——世界中のどんな場所でも、どんな時刻でも、すべてiPhone上のローカル計算で表示します。アプリに詰め込まれた機能を、このページで詳しくご覧ください。

ホライズントラッカー

天体の出没と、空での正確な位置

ここは基本の機能——でも、その基本からしてすでに、ありきたりではありません。Apphemerideは、あらゆる天体の出没時刻と南中時刻に加え、現在の方向(方位角)と地平線からの高さ(高度角)まで表示します。コンパスを使えば、方向と高さがひと目でつかめます。

  • 高度角は度数で表示。1°なら地平線のすぐ上、90°はちょうど頭の真上です。
  • 真太陽時(TST):実際の太陽の位置にもとづく時刻と、お使いの時計とのずれ。
  • 日の長さ——前日との差まで、秒単位で。
  • 均時差(EOT):太陽が最も高くなる時刻が正午からどれだけずれるか——一年を通じて絶えず変化する値です。

例:ある地点では、太陽が最も高くなるのは13:26——予想より約86分も遅れています。しかも今日は、昨日よりすでに34秒も日が短くなっています。

木製のテーブルに置かれたiPhone。背景にはぼんやりと山並みがかすみ、画面にはApphemerideのホライズントラッカー——出没時刻、南中時刻、コンパス、方位角、高度角が映し出されている。

変化する値

太陽や月がどれだけ速く動くかが見える——計算は、自分のやり方で

ほぼすべての値は、変化の速さとしても表示できます——1時間あたり・1分あたり・1秒あたりの度数で、自由に設定可能。位置だけでなく、動きのテンポまでつかめます。

  • 例:太陽の方位角は、今このとき1時間あたり19°のペースで動いています——場所や季節によっては、平均から大きく外れることもあります。
  • 変化をどの精度で、どの間隔で表示するかは、あなたが自由に決められます。

出没を求める3つの計算方法

Civil
常に現在の暦日を基準にします——多くの類似アプリが採用する、標準的な方法です。
Nadir
暦日ではなく、天体が最も低くなる時点を区切りに使います。これにより、特に高緯度では、月や太陽について観測に本当に役立つ時刻が得られます。
Session
直近の出と、次の没を表示します。白夜や極夜のように、天体が何日も何週間も見えつづけたり、逆にまったく見えなくなったりする状況に最適です。

白夜の例:直近の日の出は5月2日の深夜2:00、次の日の入りは7月25日の23:00です。他のアプリでは何の時刻も得られないような場所でも、Session方式ならまさにこの時刻がわかります。

山あいの湖を背景にした2台のiPhone。Apphemerideの画面には、方位角と高度角の変化速度、そして一日・一年の推移を示すグラフが映っている。

推移、光と視認性

一日まるごと、一年まるごとを見渡す

Apphemerideが示すのは、その瞬間の値だけではありません。移り変わりの全体を、グラフで精密に描き出します。

  • 一日の推移と光のようす:薄明やゴールデンアワーを見極め、月がどの高度でどんな光を放つのかもわかります。
  • 一年の推移:同じ時刻の太陽や月の高度が、月を追うごとにどう変わっていくか。
  • 空をめぐる動き:天体の軌跡を追えます——時間を基準にしても、度数を基準にしてもよく、動きの速さをより深くつかめます。
  • 特定の方向での見え方:たとえば「窓は北から20°の方角を向いている」と指定すれば、太陽・月・惑星がちょうどその方向に来る時間帯がわかります。

こうした分析は、さまざまな天文量に対応——地平座標でも赤道座標でも利用できます。

位置と時刻

どの場所でも、どの時刻でも、どのタイムゾーンでも

計算の対象は、すべてあなたしだいです——住所からでも、正確な座標からでも。どんな時刻、どんなタイムゾーンにも対応します。

  • 場所は、住所検索でも座標の直接入力でも指定できます。
  • 時刻は自由に設定可能——日付も時刻も、正確に指定できます。
  • タイムゾーンは、場所に合わせて自動で。お好みで手動に切り替えることもできます。

例:シンガポールのGardens by the Bayを選ぶと、時刻は自動でシンガポールのタイムゾーンに切り替わります——もちろん、いつでも手動で上書きできます。

コンパスと地図を置いた木製テーブルに、3台のiPhone。Apphemerideの画面には、住所検索、GPS・手動での位置入力、そして時刻とタイムゾーンの選択が映っている。

3Dビュー

天体を、空で見えるそのままの姿で

Apphemerideは、可能なかぎり天体を3Dで描き出します——あなたのいる場所から見えるとおりの向きで。南半球で月がさかさまに見えるような、視差による効果まで正確に再現します。

  • 照らされ具合、向き、ターミネーター、視差角まで、データを余さず表示。
  • 土星は、輪の今の見え方まで含めて表示——観測や撮影に絶好のタイミングがわかります。
  • 木星と土星では、衛星もあわせて描かれます。

これにより、ねらった構造が見える日を前もって確認できます——あるいは、別の季節のほうが向いているかどうかも。

天文台の夕暮れどき、望遠鏡のかたわらに置かれ、Apphemerideの3D月面ビューを映すiPhone。

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座標系

3つの座標系——並べて比較、グラフで表示

Apphemerideは赤道座標・地平座標・黄道座標を扱い、3つを横並びで表示します——どれも実際のデータにもとづき、リアルタイムでグラフ化。

  • 3つの座標系を直接見比べて、たとえば赤経と黄道経度のずれを表示できます。
  • どの座標系で、どの天体が、どこにあるのかをリアルタイムに追いながら、値が食い違う理由まで理解できます。
  • 月が次に迎える北端・南端の赤緯といった、極値も表示。
  • 軌道要素と、J2000・JNow・FK5などの基準系。
山岳パノラマを背景にした2台のiPhone。Apphemerideの画面には、グラフィカルにプロットされた黄道座標と、天体の軌道要素を細かくまとめた一覧が表示されている。

距離とイベント

距離を測り、イベントを正確に予測する

惑星や月のイベントは、いつでも調べられます——その瞬間に合わせて正確に計算するので、あらかじめ用意した表からの概算ではありません。

  • 月が地球に最も近づくのはいつ、最も遠ざかるのはいつか。
  • 各惑星から地球まで、あるいは太陽までの距離——キロメートルでもマイルでも。
  • 光や電波が、そこから私たちに届くまでにかかる時間。
  • イベント:新月と満月、赤緯の極大・極小、南中、合、衝、そして逆行(Retrograde)の始まり。

日食・月食

日食・月食を予測し——そして、前もって体験する

とりわけ面白いのが、次の日食・月食を計算する機能です——全世界を対象にも、あなたの現在地にも。その現象が自分のいる場所から見えるかどうかまでわかります。

  • インタラクティブマップ:食が地球上のどこを、いつ、どのように通っていくのかを正確に表示——こんなことができるアプリは、ほかにほとんどありません。
  • 食シミュレーター:進行のようすを正確に再生し、太陽がどこまで覆われ、どれほど暗くなるのかを目で確かめられます。
  • シミュレーターでは月の円盤を表示・非表示で切り替えられるので、進み方をいっそうつかみやすくなります。
  • 月食では、影の進み方を精密に——そして、なぜその食が部分食どまりになるのかもわかります。

そして余談として:太陽と月、大きいのはどっち?

視直径の比較
Apphemerideは、太陽と月の見かけの大きさを実際の視直径で並べて比べます。食の前後では特に、どちらの円盤が大きく見えるのかがひと目でわかります。
Apphemerideの食シミュレーターを映すiPhone。画面には皆既直前の三日月状の太陽。かたわらには、夕焼けに染まる木製テーブルに置かれた日食グラス。
夕焼けの木製テーブルに置かれた、同じiPhone。今度はApphemerideのインタラクティブな食マップが映り、アイスランドを通る皆既日食の経路が、中心線と可視帯とともに描かれている。

全般

進捗表示と、すべての値を思いのままに

多くのイベントは進捗バーで表され、いまが2つの値のあいだのどのあたりなのか、すぐにわかります。

  • ある季節、あるいは一回の朔望月のうち、すでに何パーセントが過ぎたか。
  • いま月面の何パーセントが照らされているか。
  • 時間の流れをひと目で:すでに過ぎた分も、これから訪れる分も見渡せます。

そして何より大切なのは、何を表示するかをあなた自身が決められること。どんなにマニアックな値でも、表示・非表示は自由自在——数字を愛するすべての人に、完全な自由を。

アルプスの草原を背景にした2台のiPhone。Apphemerideの画面には、太陽と月の視直径の比較と、進捗バーつきの月食シミュレーションが表示されている。

空を、もっと精密に読み解いてみませんか?

Apphemerideは、これらすべての計算をあなたのiPhoneに直接届けます——計画に、観測に、学びに、そして空へのあらゆる問いに。

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